オニハスとコオホネ

2012.8.2.
 蓮池のある原市沼は、上尾市、さいたま市という人口密集地にとても近いところの住宅地に隣接しながら、自然にあふれた湿地です。たくさんの生き物にあふれています。まずは、蓮池の中の植物を二つご紹介しましょう。
 まずは、「オニハス」。蓮池のなか、一番北側に独立した池があります。埼玉県内では、、原市沼の蓮池のほか北川辺、行田の3カ所でしか見ることが出来ません。埼玉県レッドデータブックにおいて絶滅危惧1A類(最も絶滅の危険があると考えられる種)に指定されています。
 例年に比べ「オニハス」も発育が遅かったのですが、七月の下旬に花を開きました。「オニハス」は写真でも解るとおり荒々しい表情をした葉を持っています。さらに全体を堅くて細く鋭いトゲが覆っていて、特に葉の裏側に沢山のトゲがあり素手でさわることができません。つぼみが葉を突きなぶって花を咲かせ、受粉が終わると水中に花が沈んでしまいます。

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 もう一つご紹介するのが「コオホネ」。蓮池の中では、睡蓮の池に一緒に育っていますが、写真のように葉が茂っていて黄色い花が見えません。でも葉を掻き分けて探すと黄色の花が開いています。環境が合っているのか、蓮池の西側を流れる水路に沢山繁殖するようになりました。水路の「コオホネ」は、深緑の葉のなかに、黄色というより黄金色の花の見えるところがあり、とても印象的です。水路のものは、繁殖しすぎると水の流れを悪くするので、時折、堀りあげて、ご希望のかたに差し上げています。

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by haraitinuma | 2012-08-03 10:55 | 原市沼の生き物
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